Rosso

音楽聴いて想像して書く暇つぶし。 あくまであたしのイメージのお話。

青い濃い橙色の日


どこまでいけば、いつになったら
この声は消えるのだろう?
「本当にそれでよかったの?」
「その嘘で身が持つとおもってるの?」
仕方がないじゃない、あれがあたしの思う
最善だったんだから。

別れたのにお互い好きだなんてならないように
うまくサヨナラできるように
嫌われるよーに別れたの。嫌な女になった。

そんなの正解なわけがない。
どうして最後までそんなに優しいの?

友達はみんな言うけれど
あたしは優しくなんかない
逃げただけだよ。
他になにも分からなかったの、正解ってナニ?

夜になるとあたしを襲うあの声は
あたしの声でもあの人の声でもない。

そうやって自分を守ってきたんだから
今更やり方なんて変えられない。
一緒に行った場所には今だって
行けば見えないあの人の姿があるけれど
1人で歩くの、錆びた道を。あの時みたいに輝かない道を。

本当は隣にいたかったよ。
ずっと横にいたかった。
いつかまた元に戻る日を信じたかった。
あたしの色なんてなくなってもいいと思ってた。

でもだめなんだよ。
悲しみに憧れちゃ、ただ焦がれるだけじゃ。
壊れてしまう、あたしも彼も。

手を振ったけれど
よかったのかなんてわからない。
あの日は、あの声は、いつまでも続くのかもしれない。
それでもあたしは1人で歩くの。

いろいろ混ざった色はもう元には戻らないけれど。